ジャニーズ以外のアイドルにはハマらない予定だったオタクが大平祥生の缶バッチを手に入れるまで
ビッグウェーブに乗ってみようと思ってブログを作ってみました。
まずみなさんふぉ〜ゆ〜ってご存知ですか?
ジャニーズ事務所所属のCDデビューしてないけどジャニーズJr.を卒業したジャニーズで一番アバンギャルドなグループなんですが、それが私が今、最もお金を落としているグループです。
紆余曲折あり、現在はふぉ〜ゆ〜のオタクをやっております。そんな人が何がどうあって日本のアイドル界でほぼ対局にいると言っても過言ではないJO1にハマってしまったかの経緯を書き記しておきます。
毒と偏見と冗談が混じってますのでなんでも許せる方だけご覧ください。
1、コロナ禍におけるコンテンツへの飢え
これはどの界隈のオタクにも言えることだと思われますが、コロナ禍であらゆるイベントが中止になり、物理的に距離を取らなくてはいかなくなった。そして、とにかくコンテンツに飢えていた。
ふぉ〜ゆ〜は舞台を中心に活動するグループ。他のJr.と違ってYouTubeチャンネルはないし、テレビにも滅多に出ない。週に1度、LINE LIVEで配信はあったが、歌を歌うわけでもダンスを踊るわけでもない。しかもメンバーは遠隔でのリモート収録。飢えていた。とにかく新しいコンテンツに飢えていた。
そんな時に、弊社もリモートワーク可となり、自宅で仕事をしながらつけていたテレビで流れていたのは、「スッキリ」。今や泣く子も黙る勢いのNiziUが生まれたオーディション番組、「Nizi Project」がやっていた。
オタクはハマった。もうどハマりした。なんてったって、私は毎年やってる夕方のワイドショーの宝塚を目指す少女の特集が死ぬほど好きなんだ。オーディション番組が嫌いなわけがない。
今でもNiziUはライトに追っているが、幸か不幸か、一番推していたユナちゃんの最終選考脱落により、深追いせずに済んだ。
2、K-POPへの抵抗の払拭
私は現在20代後半、学生の頃にKARAや少女時代が流行った、あの時代の人間だ。
当時、BIG BANGにハマっていた同級生があっという間にメイクが変わり、ハングルを勉強していく様に、若干の恐怖を覚えた。
何が怖かったのかわからない。エンターテイメントへの興味が国への興味に変わっていくのが何か政治的なものを想像させて怖かったのかも知れない。もちろん、その同級生にもマスメディアにもそういう意図があったとは一切思わないが、当時の私のその恐怖が、K-POPへの抵抗に繋がっていたのかも知れない。
「Nizi Project」で使われたTWICEやITZYの楽曲により、今までずっと抵抗のあったK-POPへの理解が急速に進んだ。JYPエンターテイメントに所属している前述グループと一緒に、GOT7や2PM、Stray Kidsなども聴き始めて「K-POPって、ええやん……」と傾倒し始めた。
3、「SIX TEEN」「Produce48」、女性アイドルたちのオーディション番組を消費する日々
NiziUやNizi ProjectのYouTubeのコメント欄に「SIX TEENを見ればTWICEのことも好きになる」「SIX TEENの方がエグかった」などというコメントがあった。どうやら、TWICEもNiziUみたいにオーディション番組でできたグループのようだ。
そうなんだ、ぐらいに思っていた時、こんなツイートを見つけた。
※元ツイートが見つけ出せなかったため、以下ニュアンス
「SIX TEENでマイナー寮にう○ち落ちていたの今のコンプライアンスじゃ放送できないよね」
このツイートで、まんまとその「SIX TEEN」とやらが観たい、と思った私はついにそれを見ることとなる。
もうそれはそれは面白い。だって写真の審査で落とされる人がいるんだよ? 落ちたはずのモモがいきなり受かるんだよ? チェリョンあんな落とされ方してよく辞めなかったね!?
ただこちらも一番推していたチェリョンの脱落により、深追いすることを逃れる。
オーディション番組っておもしれ〜と思っていた私が次に見たのが「Produce48」。「SIX TEEN」で脱落したチェヨンが出ているんだから、ここは押さえておかないと、と見始めた。
解散寸前に見終わった。超面白い。第一回順位発表の竹内美宥のスピーチで大泣きしたし、下尾みうの豹変ぶりに驚いたし、白間美瑠のノムノムのチッケムは何回見たかわからない。村瀬紗英のブランドの服は今でも買ってる。
しかしながら、IZ*ONEも私の琴線に触れたメンバーたちは皆脱落。しかも見終わってすぐに解散だったので、こちらもあくまで茶の間で済んだ。
4、日プ2やるらしいよ
お気付きの方もいる通り、私は女子アイドルのオーディション番組しか見ていない。JO1は名前とコンセプトは知っているが、「辞めジュのるきくんって子がいる」と「プペルに出ていた子がいる」と「木全翔也」しか知らなかった。多分何人いるかも知らなかったと思う。ちなみに木全翔也はシーズン1放送中、最後の最後で「木全翔也に投票してくれ」と友人に頼まれたため覚えていた。
シーズン1の時、前述の友人に言われてちょっと見たけどちょうど順位発表式で何が何だかわからなかった。その時、JO1にも日プにもハマることはないだろうと、思った。
しかし、一ジャニオタである私は、日プ2に興味を持った。田島将吾とヴァサイェガ光が出るからだ。
どちらも辞めジュ、田島将吾は元超人気Jr.だし、ヴァサイェガ光は現役Jr.の兄。ジャニオタが押さえない訳ない。なんだかよくわからないけど投票できるらしい。シーズン1で木全に投票したのでアカウントはすでに連携済みだった。よくわからないけど投票してみよう。
そんなこんなで始まった国プ人生、ここまでならJO1には辿り着いていない。
5、HICO
オンタクト審査を見ていたら突然オススメに現れた。麦わら帽子の素朴な顔の少年。え、この子がシーズン1に出ていたの?K-POPと結びつかないその姿に、思わず動画をタップした。
※見つけ出せなかったけれども、確か初めて見たのはクラス分けのレーザービーム
す、すごい、このHICOって人……。この人がデビューしてなきゃおかしいでしょ……。
調べた。脱落していた。嘘でしょ?なんで?逆に誰が受かるん?何があったん?
私は真実を知るために、アマゾンの奥地ではなくProduce101 JAPAN Season1を見始めた。2がやるからGYAOで観れるようになっていたのだ。
6、與那城の顔が好き
與那城さん、顔面強い
與那城奨、福田担は全員好きになる顔してる
與那城奨の顔、ふくちゃんとたつみくん混ぜたみたいな顔してるからすき
上記三件は過去アカウントのツイートです。
與那城って人の顔が好きだと思ったのは、おそらくポジションバトルあたりだったと思う。
ジャニーズで一番好きな顔は戸塚祥太、二番目は福田悠太の私は、與那城奨の顔を好きにならざるを得なかった。笑うと弓なりになってなくなる目とか、しっかりと骨を感じる骨格。似ているわけではないが、なんとなく強い顔面なのである。そしてもちろん安藤誠明も好きだ。
この人いいなぁ、JO1になったみたいだし、とぼんやり見続けていた。
7、大平祥生、いい子すぎない?
少し離れ目で爬虫類系の可愛い顔立ち。レベル分けで川尻蓮と同じグループだった、大平祥生だ。前述の強い顔が好きな私は「こういうタイプもたまにJr.にいるなぁ」と思いながら、そこまでハマることもなかった。
やはり、彼に特別な興味を持ったきっかけはコンセプトバトルでの「DOMINO→クンチキタ→やんちゃ」への放出だ。
DOMINOから放出された時は涙する木全翔也や佐藤景瑚を慰めるような仕草もあった。だけど、クンチキタにも選ばれなかった彼が、上原潤からの「ごめんな」という言葉と共に堰を切ったかのように流れる涙。
重い足取りで訪れた祥生を迎えるみんな。それはもう熱烈な歓迎だった。その後ろに、HICOを中心に描いたウェルカムボード。それを見た瞬間、悔し涙が嬉し涙に変わって、流れる「やんちゃBOYやんちゃGIRL」。
こんなの、こんなドラマあっていいんですか!?!?!?!?
もう何回も見て泣きました。なんなら書いてる今も思い出して泣いてます。やんちゃのイントロが流れると反射的に泣くようになってしまいました。
大平祥生って子が気になる。人間、可哀想な子ほどかわいいもんなのである。今まで見てきた祥生の姿が蘇る。レベル分け再評価でうまくいかなかった井汲大翔を優しく慰めていたのも、佐藤來良がAクラスからBクラスに落ちた時に真っ先に抱きしめに行ったのも、祥生だった。
アイドルのオタクをやっている人ならわかると思うが、気になった段階で、多分好きなんだと思う。
その後の順位発表式で「やんちゃのみんなのためにも」と涙する姿に胸を打たれ、すっかり虜になっていた。
そして、こんなツイートを残していた。
顔がすきなのは與那城奨で、もろもろ込まですきなのは大平祥生
8、YouTubeコンテンツを消費するオタク
最終話まで完走し、あの諦めたような顔で立っていた祥生が残ってくれたこと、残してくれた国プたちに感謝。次に残された課題は、この大量のコンテンツをどう消費していくかだ。
GYAOのJO1HOUSEというのがあるみたいだ、どうやらABEMAにも何かあるらしい。YouTubeが一番手が出しやすいからとりあえずで見始めた。
リレーダンスの可愛らしさに愛おしくなり、パートスウィッチで大移動する祥生に微笑み、Kconの伝えられるならで泣く。
ちょうどBorn To Be Wildのカムバ時期だったため、新しい動画も続々出てくるし、テレビでも露出が増えていた。とにかく、この人たちがどういう人で、どういうタイミングで笑って、どんな関係性なのか。それが知りたい。
JO1HOUSEも見始めた。蓮くんって、こんなにたくさん笑う人なんだ。純喜くん声でっっっっっか。S4最高だわ〜。
9、金を落とすオタクに変わる時
ここまで来ると、オタクは欲しくなる。そう、グッズだ。ジャニオタは硬めの紙とプラスチックが好きなのである。
今までは完全に茶の間だった。だけど、ついに金を落とす時だ。
またしても当時のツイートです。
お知らせ:酔った勢いでJO1のFC加入
何やらタワレコカフェがあるらしいが、緊急事態宣言で中止みたいだ。でも通販あると。
オタクは悩む。そう、このオタクはブラインド商法に触れたことがないのだった。
ここにきて、ジャニーズ事務所のありがたさを知る。ブラインドはないし、そもそも低価格だし、初回特典のパターンも遥かに少ないので低予算で済む。ジャニーさんが小学生や中学生のファンにも楽しんでもらえるようにとしてきたその精神に、また感謝。
手に入らなかったらどうしよう。そう悩みながら、とりあえずでアクスタと缶バッチを3個ずつ注文。1ヶ月以上経って、やっとセブンイレブンに届いた私のグッズたち。
本当はもらってすぐ開けたかったが、大人なので家に帰ってから開けました。銀色の紙に包まれた6つのそれ。一つ一つ開封していく。
11人もいるのだ。自引きはできないだろう。交換に頼るしかないな。そんな諦めの気持ちでいた。
缶バッチの2つ目の袋を開けた時、オレンジ色の髪が見えた。いや、まさかそんな。慣れない開封作業に手間取りながら、その中身を見た。
しょ、祥生じゃ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
もうそれはそれは嬉しかった。ああ、ブラインド商法はこういうのが嬉しいのか。嬉しすぎて部屋中走り回った。自引きってこんなに嬉しいんだ。
ブラインド商法も悪くないな。そう思いながら残りも開封し、交換を探して、無事祥生と與那城のアクスタと缶バッチを集めることができた。
日プは、ジャニオタにとっては新鮮なコンテンツでした。ジャニーズJr.がデビューに至るまでの経緯は説明されないことが非常に多いです。Jr.の時のグループのままデビューできたり、増員してからデビューしたり、解体し再編成されたり。
いつ自分の好きなグループが解体されるか、自担のプロフィールが消えるかわからない不安にかられながら、数字に意味があるのかわからないけれどYouTubeを回し、写真を買い、事あるごとに当落に一喜一憂する。
日プはそういった意味だと「投票が多ければデビューできる」とはっきり指針が示されているので、とてもわかりやすい。
日プで結成までの経緯を知り、そこから関係性が出来て個々をより深く理解する。これがオタクにとって楽しくないわけない。
JO1、オススメです。日プも、オススメです。
なんと今なら、GYAOのProduce101 JAPAN season1は無料で見れます。6月30日まで。配信は終了してしまいました…。
みなさん、よろしくお願いしま〜〜〜〜す!